注文住宅に水槽(アクアリウム)を導入した我が家の事例紹介

今回は我が家のLDK特徴の一つでもあるアクアリウム水槽を紹介していきたいと思います!

我が家は海水の水槽になりますので、珊瑚礁を家で楽しむっという感じでしょうか。
その中でも特に好きな生体が「ミドリイシ」というサンゴの一種です。
珊瑚礁にいる硬い骨格を持っているサンゴの一種でSPSとも言われています。
イメージで言えば下記の様な感じのサンゴです。

ちなみに我が家にいるミドリイシの一部を紹介すると下記の様な感じです。

ナタレンシスっという種類になるのかな。
成長点が色揚がりしてきて綺麗ですし、丈夫なミドリイシの様で飼いやすい生体です。

少しピンボケしておりますが、ウスエダミドリイシの一種だと思います。
レインボーカラーで多色の輝きで綺麗です。

ただ、ウスエダミドリイシは長期管理が苦手なイメージです。

ハイマツミドリイシの一種となります。
色が少し見た目と違う感じで写っておりますが、実際は良いピンクとなります

と簡単に我が家の現状の水槽を紹介してきましたが、下記に詳細情報を記載してみました。
ご興味がある方は少ないかなっとも思いますが、アクアリストの何かの参考になれば幸いです。

目次
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設置する場所の検討

我が家の場合はLDKの何処かに設置する、具体的にはリビングソファーからとかダイニングテーブルから水槽を眺める事ができる様な配置を考えました。

下記が我が家のLDK全景写真となります。
リビングに入ってきたら、まず目が行く先が「テラス」と「水槽」という感じです!!!

実は打ち合わせ当初は階段下付近に水槽が設置される予定でした。

その際に設置する予定だった水槽はReeferのペニンシュラタイプ(正面も裏面も鑑賞出来る水槽)でしたので、ダイニング側からも和室側からも水景を楽しむっというコンセプトでした。

引用元:RedSea

ただ、「海水ですので鉄骨階段が上にあるのはサビが心配」「水槽の上に設置する照明器具はどう設置するのか」等々の問題もあり、現在の場所(ダイニングテーブルの後ろ・カップボード並び)に落ち着いたわけです。

カップボードの天版の高さが80cm(立ち上がりを含めると82cm)・水槽キャビネットの高さが87cmとなり、上記写真の様にカップボードの流れを継続する形で設置する事ができ、見た目もスッキリさせる事ができました。

設置した水槽紹介:RedSea Reefer 425 G2+

我が家がチョイスした水槽はRedSeaという会社が発売しているReefer 425 G2+という商品です。
ちなみにRedSeaはイスラエルの会社で、社名の由来はそのままで紅海からきている様です。
海水の水槽では一番メジャーで信頼性も高い商品かと思います。

この商品とよく似た商品も安く売っていますが
「耐久力を含めた信頼性」「水槽単体以外のパッケージ力」「フォロー体制」
この辺りも加味し、割高ではありましたが導入しました。

例えが水槽単体以外のパッケージ力の一例ですが

このATO+という機能がセットされています。
これは水槽の水が蒸発した分をセンサー感知し自動で加水してくれたり、万が一水槽から水漏れが発生した際に床にセットしているセンサーが水を感知しアラートを管理者に知らせてくれたりします。また、スマホのアプリでも管理できる様になってたりもします。

この辺りは大手メーカーしか開発していけないですからね。

ちなみに120〜150cmサイズで同じモデルとしては下記の4種類が商品展開されていますが、我が家は左から2つ目の商品となります。総水量は433Lですので水槽その物の重さや様々な機材を全部足すと1t近くの重量となります。

ですので、当然の話になりますが床補強は必須になりますので、注文住宅に水槽を設置する場合は事前告知ですね。
というか打ち合わせ初期の段階で施主の趣味に気づけていない設計士は、その瞬間でダメダメだと思いますが。

水槽の上部までの高さは142cmで水槽の高さは55cmとなりますので、床から水槽下部までの高さ、言い換えるとキャビネットの高さは87cmとなります。

なので左記の写真の用にカップボードと水槽の一体感も演出する事ができており、水槽単体が悪目立ちする様な事も避けれたと思ってます。

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以前のマンション時代の水槽紹介:RedSea Reefer 300

ちなみに・・・ですが以前マンションの時の水槽が下記となります。
この頃の管理システムはZeovitでしたので、照明はT5だったんですよね。
よくZeovitシステムは長期管理に向いていない、、、っと聞きますが、ゼオライトを少なめに栄養塩関連の添加を多めにする事により長期管理も私はやりやすかったと思います。

あっ、この水槽(RedSea Reefer 300)は横幅90cmです。マンション生活ではこの大きさが限界ですよね。
ですので全水量は300Lぐらいだと思います。

ライブロック(岩組)はオーダーで発注:アクアリウムトールマンの紹介

ライブロックは今までは天然のライブロックを使い岩組を行ってきましたが、どうしても水槽に入れたくない生物が混入したり、入ってほしくない海藻が混入→繁殖したり、、、で今回は「人工ライブロック」を我が家用にオーダーで作成してもらいました。

この望まない生体の混入問題、、、これを舐めてかかると水槽崩壊につながる事を私は知っています。
だって、前回導入した天然ライブロックについていた海藻類の増殖で大奮闘した経験がありますので・・・

下記の写真は水槽立ち上げ初日の写真となります。
合計7パーツに分かれており、それを良い感じにならべてみた感じです。

ここから生体を入れるまでに約2ヶ月間は海水だけを回し続け、飼育水を作る事に専念しました。
というのも天然ライブロックを入れておくと、そのライブロックが飼育水を作ってくれる効果を発揮してくれるのですが、今回はそれがないという事から引っ越す1ヶ月前から水を回しだしたっという感じです。
(これだけ事前準備していても、サンゴ引越しした後はビブリオ菌によるサンゴの伝染病で沢山お亡くなりになってしまいました。長年飼育していたテーブルサンゴもダメになりました。今まで沢山水槽の立ち上げを行ってきましたが、改めて天然ライブロックの効果を実感した瞬間でもありました。)

作成を行ってもらった業者は水槽設置でもお世話になった「アクアリウムトールマン」というショップになります。
この作成技術は高いショップで、かなり細かな完成イメージまで共有しながら作成してくれますので、新規でサンゴ水槽を立ち上げられる際には相談されてみると良いと思います。

ちなみに今回は引越しまでの間は生体を預かってショップの方で管理する事まで行なってもらいました。

アクアリウムトールマンは店員さんも社交的で礼儀正しくて、アクアショップでは珍しいショップだと思います。
一般的にはアクアショップの方ってとっつきにくい方とか無愛想な方って多いイメージないですか?
ましてはお客さんとのコミュニケーションを積極的に取られるっというイメージもないと思います。
その点、同ショップはこの辺りの教育?も徹底されていると感じます。でも嫌なセールスマンに声をかけられてうざいっという印象もなく、すごく心地よい接客をされる方々ばかりです。
更にこの業界では初?な事は、皆さん名刺を持たれており、必ず名刺で挨拶されますし、私で言えば海水担当のスタッフの皆さんは顔見知りでなくても挨拶をしてくれます。

本当に気持ち良いショップです!!!店舗は大阪府八尾市と千葉県千葉市(海浜幕張)にあり、大阪駅付近にも出張店を出されるとも聞いております。
アクアリウム業界もこういったショップが増えてくると、水槽を趣味にされるアクアリストも増えてくると思うんですよね。何処とは言わないですが無愛想なショップがあったり、あり得ない保証体制をされているメーカーもあったりしますよね。頑張って業界を変えていってください。応援してます!!!

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周辺器具の紹介

ここからはざっくりとした周辺器具の紹介になります。
詳細な情報はおいおい記載していきたいと思いますが。。。

メインの照明器具:SPECTRA SP200の2台体制

ミドリイシがメインの照明では現状最強かと思います。
使用実績も申し分なくて、先日大阪の海遊館に行った時にも採用されていましたよ。

合計何台あったかな?
10台ぐらいはあったと思いますので、定価ベースで言えば200万以上。

ですが管理されていたサンゴ達はお世辞にも良いとは思えない状態でした。

飼育している珊瑚の種類も数も状態も・・・
お金取ってるんだから、せめて私たちの様な趣味ベースの水景は越してほしいですね。

来年早々にはグレートバリアリーフ(GBR)水槽が立ち上がるみたいですね。

これは楽しみです。
プロの管理としてスケールメリットだけでなく質感も期待したいと思います。

あっ、少し話が逸れてしまいましたが、SP200は素晴らしい照明だと思います。
ただ、1点懸念があるとしたら販売しているメーカーの対応はどうなんかな?っと思う事があります。
未だにWIFi経由での接続が不安定であり改善されていなかったり、故障した時の対応内容には???がありました。

素晴らしい商品を開発して販売しているんだから、メーカーとしても人としても成長してほしいと思うんですよね。
あっ、この辺りは私の個人的感想レベルですので、あしからず。。。

水流ポンプ:ZOOX リヴァイアサン5000+VorTech MP40MQDRedSea ReefWave45

今まで使っていた水流ポンプは「VorTech MP40MQD」と「Maxspect Gyre」でしたが、「Maxspect Gyre」は古くなり限界に達したので引退してもらい、代わりに導入したのが「RedSea ReefWave45」となります。
機能的には大差ない商品です。

また水槽サイズが120cmと大きくなったため、「ZOOX リヴァイアサン5000」を追加して、大きく海水を動かす様にしました。このリヴァイアサンは実際使っていてもパワーも制御も申し分ない商品だと思います。

メインポンプ:RedSea ReefRun7000

ここは今まで「OCTO VarioS6 DCポンプ」を使っておりましたが、この商品は海水作成&水槽への給水用ポンプとして役割を変えてもらい、メインポンプは水槽と合わせRedSeaを使っております。
Variosは耐久性も使用実績が高く良い商品ですが、ReefRunも良さそうな気がしております。。。

水槽用クーラー:TECO ZTK2000

当初は屋外で飼育水を冷やすクーラー(下記参照)を検討していたのですが、どうしても室外機を見せたくない場所だったので、やむなく室内に上記のゼンスイTZK2000というクーラーを設置しました。
この商品は元々は海外製でメンテナンスに不安があったのですが、水槽クーラーの大手であるゼンスイが完全サポートをされる様になったのでお勧めです。

プロテインスキマー:RedSea ReeferDCスキマー600

ここも今回の水槽変更に伴いRedSeaで揃えてみました。
あっ、今までは「Maxspect Jump MJ-SK400」を使用しており、性能も高かったです。
そういえば、この商品のカップの底部分は白なんですが、汚水で変色していきますので要注意です!!!
その点、Reefer DCスキマーは透明なので問題ないです。

殺菌灯:エーハイム リーフレックスUV800

殺菌等の導入は初めてとなります。
今まではZeovitシステムが中心だったので、殺菌等は推奨されていないから・・・というのが理由ですが、今回はZeovitシステムではないので導入してみました。

効果は・・・

全くわからない。コケや病原菌が減っている様な感じもしないです。
水の透明度があがるっとも聞きますが、これも感じることはないです。
これって必要なんでしょうか?まっ、お守りみたいな物っと割りきる事にしてます。

浄水器:ボルクスジャパン AQUST RO500G

今までは「CHRONOS rain(クロノスレイン) + 加圧ポンプセット」を使っておりましたが、水量が多くなったことから、より素早く浄水できる様にAQUST RO500Gを採用してみました。

浄水した精製水が出来るSPEEDは格段にあがりましたが、不純物の量の指標であるTDSも完全に0っという感じではないです。ただ、飼育水レベルなら問題ないと思います。

私が住んでいる場所は水道水はTDSが70−100ぐらいかと思いますが、これが0−2程度まで浄水されていますので。

その他:Smart ATO RO コントローラー

これは簡単に言ってしまえば、上記の浄水器を手動ではなく自動でON/OFFするシステムです。
よく水を作っていると、作っている事を忘れて水が溢れ出て困ってしまった。。。みたいな経験されたアクアリストは少なくないと思いますが、これを抑止するために導入した商品となります。

我が家は精製水を水槽で蒸発した水を自動で足すシステムも導入しており、この器具と相性抜群になっております。
この辺りは次のBlog記事で詳細を記載してみようかと思ってます。

最後に

以上、我が家の水槽関係についてざっくりと紹介してきました。
このHPの基本情報は注文住宅っとなりますので、アクアリウムに興味のない方には入らない記事だと思います。
一方で少ないながらも私の様に注文住宅を建てる際には水槽もバッチリ配置してみたいっと思われている方もおられると思います。

ですので、そういった方に少しでも参考になる情報を発信できればと思い記載してみました。

次回は「注文住宅でアクアリウム(水槽)を設置する際の設計Pointとは? 注意する事は?」について記事を挙げてみたいと思います。
私たちが実際行った工夫も沢山ありますので、この辺りを紹介したいと思います。
この工夫が出来るのが注文住宅の魅力の一つですからね。。。

では、また!

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