我が家の注文住宅のコンセプトの中で打ち合わせ当初から一環して拘っていた事は
〜カーテンレスな生活ができるホテルライク空間〜
以下の写真はリビング横テラスと主寝室ですが、現状はカーテンレスな生活を過ごしており、少なくとも外からの視線が気になってカーテンがほしいと思った事はないです。あえて言えば主寝室は朝方の光コントロール目的で将来的にカーテンを導入しても良いかなっとは思いますが・・・


でせっかくカーテンレスな空間を作るのなら、当然ですが内から見える外の景観を素敵なものにする事に加え、内と外とを繋ぐ事を意識し設計士と打ち合わせを重ねてきました。我が家は窓側に吹き抜けがある関係で天井部分を内外で繋ぐっという事は難しかったですが、床の素材を統一し外と一体化させる事には成功したと思ってます。
内と外を繋ぐとは・・・
これって別に定義があるわけではないですが、自分なりに定義化するとしたら
「内と外の境界線を曖昧にする」
っという事になるんでしょうか。。。
この境界線を曖昧にする事により、内から見た際に外も一体化した空間として認識するんだと思うんです。
そして、その効果は暮らしてから私自身が身をもって実感しており、以下はその代表例です。
詳細は前回のBLOGを参照してもらえたら幸いです。
- 室内空間が広く見える!
- 室内にいながら自然と外を感じる!
- 室内から四季を感じる!

でここからは「内と外を一体化させるテクニック」を私の実体験を元にまとめてみました!
内と外を一体的に見せるテクニック(注意しておきたい事)5選
まずは土地選びの段階から


上記の様な絶景が見渡せる土地をゲットした〜っという方は少数派で、多くは都会の住宅街の一角にある土地に家を建てるんだと思います。
ただ、土地の向き・隣地との距離感・前面道路の幅・前面道路との距離感・高低差・・・等々により周りの視線から受ける影響は全然異なってくると思います。
更に将来的な予想として、前面部分に将来家やビルが建つ可能性がかなり低い土地なのか?極めて注視する必要がある土地なのか?によっても変わってくると思います。
ちなみに我が家はリビングの窓が向いている方向には家やビルが建つ事は将来的にもほぼ皆無である可能性が高い土地であったので、この土地を購入しようと考えたのだと思います。
さらに建蔽率や壁やフェンスの後退ルール・ご当地のルール等によっても変わってくるでしょう。
我が家はリビング前のテラスをコンクリートブロック壁で覆う事により、プライバシーを確保しカーテンレスを実現しましたが、この計画を進めるにはいくつかの条件を行政側と折衝する必要がありました。結果、積水ハウスの方々の尽力でOKが出ましたが、一歩間違うと違う方法でプライバシー確保を検討する必要がありました。
ですので、土地選びからStartされる方々はぜひ「内外を一体化しカーテンレスでも快適に暮らせる事ができる空間を確保できる土地なのか?」も大切にしながら検討されてみてはどうでしょうか?でも素人の私たちでは当然これらの事を正確に判断する事は難しいですよね。
となると一番良いのは自分たちが叶えたい夢を理解した上で一緒に土地探しを本気でしてくれる住宅メーカーや営業マンとの関係性を強めておきたいですよね。
だって設計士の工夫次第では内外を一体化させ、カーテンレスな空間を確保する事は可能かもしれないですからね。
そう考えると住宅メーカー選び、営業や設計士とのコミュニケーションが取れている状態で土地探しを行う事は重要だと思います!
私も積水ハウスと競合になるような会社・・・ダイワハウス・ヘーベルハウス・パナソニック・トヨタ・住友林業・・・にも話を聞きましたが、何処とは言いませんが土地選びは非協力的であったり、やる気を感じない営業マンもいました。でも土地が決まれば本気を出してくる・・・そんな営業マンもいましたが、早々に関係を断つ事になったのは言うまでもないところです。。。
外からの視線をシャットアウトできる計画になっているのか?
内外を一体的に見せる一番の天敵は何だと思いますか?私は「壁」だと思うんです。
しごく当たり前の事を言っていますが、壁があるとそこで視線は止まりますので、当然ですが内外を繋げていく事はできない。
そらそうやろーーーって聞こえてきそうですが、では壁ではなく窓だったらどうでしょうか?
更にその窓にはカーテンがあり、外からの視線が気になってカーテンを閉めっぱなしにしていてはどうでしょうか?
更に薄手のレースカーテンならまだしも、遮光性のあるカーテンを閉めっぱなしにしていてはどうでしょうか?
それって殆ど壁となってませんか?そう思いながら近所を散策してみてください。
多くの家はカーテンが閉めっぱなしになっていて、内外をつなげる事にはなっていないと思うんです。

田舎や別荘地などで物件を検討されている方は該当しない場合も多いと思いますが、都会では外の視線は気になると思います。仮にリビングを2階にしたとしてもどうでしょうか?隣地からの視線って気になりそうですか?
上の写真は我が家が断念したカーポートもあり、家の前にはテラスもそれ相応の広さがあり、かなりおしゃれな家だと思うのですが、外からの視線っという観点で1階はどうでしょうか?確かに道路前には目隠し用のフェンスもおしゃれに設置されていますが、きっとカーテンは基本閉めっぱなしの家になると私は思うんです。
まっ、外の視線は気にならないよ〜っという露出狂・見られる事が快感な方・・・は別として多くの方は気にしておくべき重要なPointだと考えます!
せっかく内外を一体化させたのに、カーテンを閉めっぱなしにして後悔をされないように!
内外でつながっている素材を作る!
内外で統一的なデザインを意識的に採用していく、できれば同一の素材や色合いで内外をつなげていく事が理想だと思います。なので、我が家の場合は床材をセラミックタイルにする事で同一の素材を採用する事にしたわけです。

上の写真は3つの窓とテラスを撮しておりますが、内外の一体化は生まれているでしょうか?
仮にこのテラスは外からの視線はシャットアウトしていたとしても、内から見た時に外との境界線は曖昧になっているでしょうか?
私はNoであると言いたいです。
正面の部屋と右の部屋は同じウッドで構成されているのがわかると思いますが、素材感・色合いが異なっていると思います。でも私はウッドデッキって、内外を一体化するという視点では、そもそも難しいと思うんです。
だって、内で使う床材とウッドデッキで使う素材は絶対に異なってきますよね。
どんだけ風合いや色合いを近づけても一緒になる事はない。。。これが難しいっと思うんです。
その視点でウッドデッキを採用している実例を眺めていると統一感が乏しい・・・っと言わざるをえない。

その点で言えば天井は繋げやすいですね。外の軒裏も雨で濡れる心配も少なく、室内外で素材を繋げていく事ができますよね。我が家はここは断念した部分でした。一部、書斎とバルコニーは繋げる様にしてみましたが、素材を同一にする事はできなかったです。似た素材、もう少し説明すると似ている壁紙で対応っとなりました。理由は・・・この段階の打ち合わせでは既に資金が破綻していたので。。。
コツは床か壁か天井を同一の素材で繋げる。。。
出来る出来ないはあると思いますが、この3つのいずれかで素材を繋げる事が出来たら、素晴らしい空間になると思いますよー
ぜひチャレンジしてみてください。おすすめです!
自然と視線が向いてしまう場所を作り、その方向で内外を繋げる
これは内から外を見た際、すごく良い立地に恵まれた方は「壮大な山々」「開放感ある海」・・・みたいは誰しも視線が向く外もあると思いますが、多くの家の場合はお庭・コート・テラスではないでしょうか?
リビングにお客さんが入ってきた時に、まずはどこに視線が向くのか?
できれば、その視線方向で内外が一体化されている事を理想だと思うんです。
ですので我が家の場合はテラスがそれになります。
また、夜もライトアップ効果により視線が自ずとそちらに向かう様に配慮を行ないました!
更に設計士の方のナイスアイディアで、我が家は玄関ドアを開けLDKを見た瞬間に視線が抜ける様に玄関先の廊下とLDKを仕切る扉はスケスケのガラス扉を造作発注してもらいました。

この効果は絶大だったと思っており、玄関や廊下という閉鎖空間を一気に開放的にしてくれ、我が家のコートを最大限活かした間取り設計だったと思っております。
実はこのアイディアは間取り案の第一弾目から提案されており、私たちの思いをこんな素敵なコンセプトできる提案力があるこのTeamなら大丈夫!っと思い積水ハウスで家を建てる事を決めた決めたんだと思います。
外構計画とセットで検討を深めていく
以上の事を考えると、ここ一番の空間(多くの方はリビングだと思います!)を設計している段階でそこに隣接する外構部分の計画も進めておく必要性を強く感じます。ですので我が家は外構計画も全てDESIGN OFFICEの皆さんで同時に進めました。
確かに外構部分は外注した方が安いと思います。それもかなりの割合で・・・
更に多くの営業マンが当初の提示価格を安く見せたい思惑もあり、外構費用は抑えめで設定されているケースも少なくないと聞いてます。
私たちは上記記載のとおり、積水ハウス経由で外構を依頼してますが、外構部分もDESIGN OFFICEの皆さんが間取り計画時から一緒に考え提案してもらってきました。
せっかくの拘り住宅、ここで数百万の外構費用を落とすために外注するのか?それとも家を設計した方々で計画当初から外構部分も計画してもらうか・・・この辺りの価値観は様々だと思いますが、私は費用対効果高いと思いますよ。
そういう経験をした後に散歩していると、おしゃれそうな家を建てていても、外構との一体感を醸し出している家は少ないっと思います。と偉そうな事を言っている我が家も費用面で諦めた外構計画もあり、完全ではないと思いますが、少なくとも屋内から見る内外の一体化には成功したと思ってます。
結論:カーテンを閉めっぱなしになるリビング計画になっていないですか?
- 常にカーテンを閉めないと外からの視線が気になってしまうリビング
- カーテンレスにしていても外からの視線は一切気にならないリビング
あなたはどちらのリビングが好みですか?
少なくとも私は後者ですし、現に今の家にあるカーテンは子供部屋ぐらいです。
あと、吹き抜け部分の日差し調整用の自動ロールカーテンがあるぐらいで、他の窓は全てカーテンレス。
それでも外の視線を気にする事はない様に計画をしてもらったおかげで快適な生活を送れてます。
でカーテンレスな場所を作ったら、後は内外の一体化を狙い計画していくだけです。
では、また!