我が家はいわゆる「お庭」って言われる場所はゼロで良いです!っと設計士には伝えてありました。
芝生とは植栽とかがされているいわゆる「お庭」っというのは我が家では不要という価値観!
でも、リビングと一体化したテラスは作りたい・・・これが要望でした。
では、今回はテラス部分に焦点を当てて、特にこだわった部分を6つの計画から紹介していきたいと思います。
我が家と同じ様にカーテンレスなリビング空間を目指されている方、外の視線をシャットアウトする外構計画を検討中の方はぜひ一読してもらえたらです!
リビングとの一体化を狙い、床材を統一すると共に段差をなくす計画

これは写真のとおりで、いわゆる段差なしで同じタイルで「外と内を繋げる計画」です。
写真ではタイルの色合いが異なっている様に見えますが、明かりの関係で写真が写っているだけで同一素材です!
でも、これは打ち合わせも終盤になってから「私の完成想像」と「積水ハウスの計画」は異なっている事に気づいたんですよね。
- 私の完成想像では・・・写真の通り段差ゼロでフラットにつながっている計画になっている
- 積水ハウスの計画・・・テラスとリビングには段差があるという計画で進行中
いや〜、この点はマジで事前に気づいて良かったです。大後悔になり一歩間違っていたらトラブったかも?案件でした。
私としては当初から一貫してお伝えしていたつもりだったのですが、コミュニケーションエラーって怖いですね。
このまま段差ありでいくことも考えてみましたが、私も営業の方も設計士の方も満場一致でフラット化が良いですねーっとの事でした。営業の方が言われたのは内外を同一素材で繋げる様な場合はフラットにした方がオシャレですが、素材が下記写真の様に変わる計画なら段差ありでも良いとの考え方に私も超納得したのを覚えております!(我が家の場合はタイルが内外で同一素材っとなります)
という事で直ぐに同点は修正依頼!
で回答があったのは差額15万程度がアップするとの事でした!
さらに追加課題はテラス側の壁が人が立った状態では20cm下がるとの事で当初165cmだったのが145cmになるとの事でした。
そらそうですよね。床の高さがあがるんだからね。
このあたりの壁高さの検証については下記項目で記載しますね。

ちなみに我が家は窓サッシと外側テラスの間にある溝(水を建物内に侵入させないための溝)は化粧砂利取止めっという手法を採用しましたが、グレーチング(上記写真)という手法もあるみたいです。グレイーチングの方がスマートかも?っとも思いましたが、その差額18万との事で不採用にした経緯もあります。

良く言えば化粧砂利取止めは趣きがあり、人工物的でないとも言えますがね。この辺りは好み&費用対効果で選択が分かれるところでしょうか?
テラス壁はホテルライク空間の中核的存在に!
壁の高さはどうやって決めたのか?
上記、「リビングとの一体化を狙い、床材を統一すると共に段差をなくす計画」の項で少し記載しましたが、当初の案はテラスに人が立った状態で壁の高さを165cmでした。
ちなみに妻の身長は155cm、私が177cmという感じです。
こだわったのはカーテンレスなLDK空間にしながらも、採光が取れ、リビングから空も眺めることができる丁度良い塩梅の高さ検証!
設計士の方からはテラスをフラット化しても「既に土地が1mぐらいあがっているので、壁の高さは上げなくても外からの視線はシャットダウンできると思いますよー。一方で壁の高さを20cmあげても室内採光には影響なしとの判断。後は室内から見た際に抜け感を優先するのか?こもり感を優先するのか?だと思います。設計士でも好みの問題で意見が分かれているところです。。。」との返答があり、私たちに選択を委ねて頂く事になったんですよね。
ちなみに我が家のテラス壁はCPブロックなので20cm間隔で上下可能で、仮に20cmあげるとそこにはるタイル費用もあがり、合計で20万ぐらいアップになるのでは?っとの事で悩みまくりました。
その当時、我が家は建設地からかなりの遠方におり、時間的猶予期間からも実際新居に行って検証も出来ず。
なんで家にある水槽の高さとかをはかり、そこからの距離をはかって仮想リビングを想像し、そこからの見え方検証を行った思い出があります。

で結論は・・・
「費用アップ覚悟で20cm高くしてくださいー」でした。
上記写真がその実例となります。
(あっ、正確に言えば15cmアップなんです。元々の計画はCP 2050となっており、規制上2200までしか高くできないっという事からだったと記憶しております。)
なのでテラス床に立った状態で160cmとなりますが、丁度私の目の高さ辺りになり、実際暮らし始めてからも高くして良かったねーっと妻とも話をしてます。
ただ、15cmあげていなかっても「あの時15cmあげていなくても満足だねー」っとも言ってそうですが。
ただ、想像していなかった点としては下記記載するハンギングチェアの高さとも揃ってしまった事でした。
これは付録的に結果オーライになった感じでしたが・・・
皆さんも住宅メーカーとの打ち合わせコミュニケーションは大切にしてくださいね。
かなりの量の打ち合わせを行なっていたら、どれだけ良いコミュニケーションを行っていても、必ず齟齬がでてくるもんだと思います。
我が家は積水ハウスの皆さんのお気遣いのおかげで、かなり良好な関係で和気藹々とながらの打ち合わせでしたが、それでもこういった事がありますのでご注意を!
あっ、最終的な増額はテラス内外フラット化15万+壁高さUP25万で合計約40万の増額となりました。本当は壁部分の基礎工事の関係で、もう少し増額になったみたいですが、当初言ってもらっていた増額分程度で収まる様に営業の方が頑張ってくれた様です。感謝です!
終盤での大きな増額だったので痛い出費となりました。。。この頃が一番資金計画上辛かったところなのは言うまでもないですが・・・
テラスの壁を彩る壁材で候補になったのは何か?
主に3種類。
- 候補1:我が家の外壁と同じダインコンクリートとまったく同じ壁材
- 候補2:SHストーン壁材
- 候補3:他のタイルや塗り壁
候補1のメリットは建物との一体感・ダインコンクリートが白なので室内に反射光を効果的に取り入れる事ができる。
候補2のメリットは重厚感が生まれる。加えてこの素材は当初より我が家が採用したいと思っていた具材である。
候補3のメリットは素材によりますが安価になる。
我が家が採用した壁材
まず価格面ですがSHストーンとダインコンクリートの価格差は大差はなかったと思いますが、吹付や不利壁とは総額で100万ぐらいの差があったと記憶してしてます。
でもここは費用をかける部分と判断して大奮発しました!
っという事から候補3は早々に脱落
となるとダインコンクリートとSHストーンのどちらを選択するか?
もしくは外はSHストーンで中はダインコンクリートっとするのも検討しました。

でも最終的に選んだのは「SHストーン」。この石材の表情・重厚感が素晴らしい!
(光の加減ではキラキラとラメっぽく光るんですよね。)
加えて、内と外で素材を分けるのはどうしても繋ぎ目がカッコ悪くなると〜っと判断し、内外共にSHストーンを採用!
この選択はダインコンクリートや吹き付け等に良かったです。大満足。
SHストーンは高級感・重厚感ありお勧めですよ。
よく、建物の一部にSHストーンを採用されている家をよく見ますが、私たちの様に壁に使ってみるのもありかと。
テラスの水回り計画!
立水栓にある排水パンはテラスと一体化で!


高さは最小の5cm。これ以上浅くするのはタイルを割り付けれないみたいです。当初は8cm。当初はテラス外に設置予定だったが、水槽メンテも考えテラス内の目立たない場所に設置依頼。排水管の勾配問題で一時は許可が降りなかったですが、水道屋さん?と営業の方や設計士の方が粘り強くチャレンジしてくれて、なんとかOKとなりました。
下記に記載する問題も含め排水計画ってシロウトの私たちでは完全理解するのは難しいところですが、事前にちゃんと話をしておかないとダメだった点ですね。
あと、高さを最小の5cmにしましたが当初のアイディアどおり8cmでも良かったかなっとも思ってます。頻度が多いわけではないですが、高さ5cmでは排水量次第ではオーバーフローしてしまうので。。。
この辺りは使いだってと衣装面を考慮して検討する必要がありますね。
テラスデッキにある浸透桝や化粧蓋には要注意!



テラスの打ち合わせも終盤になってきた時に図面を見ていると「浸透桝」「化粧蓋」とい文字を発見!
(左側の写真がその当時の外構図面)
詳細を尋ねてみると雨水を流したり、点検したりするための桝とか蓋がテラスに見えてくるっとの事。
ただ、上記の2つの写真の様にフロアハッチ(上記写真が一例)を施工するので目立たなくはなりますが・・・との事。
いや〜〜〜こだわったテラスの中ではめっちゃ目立つやろーーー
「えっ。せっかくテラス空間を作り込んできたのに・・・」
「結構目立つところにあるかと・・・フロアハッチも目立ちすぎる。。。」
っという感じがして、
「これって見えなくできないですか?」
「目立たない場所には移動できないですか?』っと相談してみました。
検討してみます!っとの事でしたが、後日の回答は
「既に排水菅も計画施工されているために大きく移動はできないです。動かしてここまでです」
「何かあった時に点検や配管確認や修繕するために必要な物なんですよねー」
「難しいかもしれないです」っとの返答が。
どうやら排水管等を曲げてしまうと排水がスムーズじゃなくなるんでしょうね。。。
「・・・・・。いや〜。」
っという感じで絶句状態でした。
でも諦めきれない私は食い下がり、「積水ハウスの優秀な皆さんなら解決策を見出してくれると信じてます〜」っと、やんわりプレッシャーを営業の方と設計士に伝えたところ、後日の打ち合わせで
「例外ではありますがテラスの中に埋めてしまうっという方法が・・・お勧めではないですが・・・何かあった時に対処が難しくなる可能性もあって・・・」
っとの事でしたが私の方からは
「この排水管って基本は雨水とテラスにある立水栓から出る水だけですよね。だったら大丈夫じゃないですか?」っとシロウト&危機管理なしの発言をしたところ
「立水栓パンに詰まる様な物を流さなければリスクは低いと思います」「最悪は近くにある浸透桝から点検し詰まりなどがあれば対処できる範囲だと思いますが・・・」「どうされますか?」

っとの事でしたので我が家は「解りました!隠しちゃってください!」っとお願いし現在の姿(上記写真)になってます。
これは今後トラブルが発生した時に大後悔になるかも・・・とビビってますが、実家でも排水管でトラブッと経験もないですし、大丈夫と自分に言い聞かせてます!
皆さんは浸透桝や化粧蓋の位置まで図面を見て、早めに相談しておく事をお勧めします。
私たちみたいにギャンブル的な決断をしないためにもね・・・
テラス部分の照明計画


テラスにある照明は3種類。
- 軒からのダウンライト(グレアレス)
- 植栽を下からテラスアッパーライト
- 壁を照らす埋め込み照明
拘ったのは「グレアレスの採用」と「壁を照らす埋め込み照明」
大人なテラス空間にするために、テラスは暗い部分と明るい部分を作り陰影を作ることを意識しました。
煌々と明るい空間を作ってしまうと高級感なくなりますよね。
この辺りは高級ホテルとかをイメージすると良いと思います。
よって、まずグレアレスを採用することによりダウンライトの直下だけを明るくし、明るい部分と暗い部分を作る。
その上で壁を照らす照明は埋め込み照明にしました。(下記写真参照)
当初は埋め込み型のライン照明も検討しましたが、これはかなり高額になるので諦めた経緯もあります。。。

アッパーライトで壁を照らすっという方法もあるかと思いますが、演出力ではこっちの方が高いです!まっ、お値段もそれ相応に高くなりますが。。。でもテラスは我が家の主役級にもなってくるので、ここは奮発して設定してもらいました。
テラスを彩る植栽たち


コート内の植栽は室内からみて左から「アオダモ4m」「イロハモミジ2m」
コート外の植栽は室内からみて左から「ソヨゴ3m」「ジューンベリー3m」「ソヨゴ3m」「アオダモ5m」

ちなみに我が家のシンボリツリーはアオダモの5mサイズを家の角に配置されてます!
選択する際に気をつけた事は「成長SPEEDが早い植栽は選ばない」「四季を室内から感じられる様にイロハモミジは採用」この2点だけでした。
後は、外構担当の方が植栽を見に行ってくれ、株立の良さそうな物をチョイスしてもらったという感じです
現状は特に不満はなく満足してますが、当然といえば当然ですが太陽の方向に伸びていくので、当初のイメージから角度が変わってきているんですよね。
この辺りは修正補正する必要がありそうですね。
特にイロハモミジは成長SPEEDも早く剪定作業が必要なんだろうけど、やった事がないから勉強しないと!
ハンギングチェア「エッグチェア」の採用
我が家が採用したのは「ロゴバのハンギングチェア」を積水ハウス経由でお願いしました。
デンマークでデザインされたチェアを「yamakawa」っというところが制作されている様です。
作りはしっかりしており、外で使うことから耐久性も考え、この商品をお勧めしていただき購入しました。
下の写真は屋外用を掲示しておりますが、屋内と屋外で仕様が異なっているので注意ですね。

よく似た商品がネットでも販売されており、価格だけ見ると全然違いますが、高級感や耐久性に大きな差があると思うんですよね。お値段は正直っという感じでしょうか?
この商品は本体色が3種類あり、座面の色はかなりの選択肢がありました。
今調べたら32種類。ビニール・ファブリック・レザーっとありました。
ご興味のある方はこちらからご確認ください。
我が家はテーマカラーでもある「グレー」をチョイスしましたが、少し色を変えてみるのもありかもですよ〜っとのアドバイスもありました。赤とか青とかもオシャレな方は使いこなすんでしょうね。でも私のセンスでは出来ないです。
で採用して良かったのか?ですが「最高でっす!!!」
私のくつろぎ場所になってます。ビールでも飲みながら一服する。
特に夜にボーっとするのは癒されます!
まとめ
以上、テラス計画でこだわった6つを紹介しました。
ホテルライク・内外を繋ぐ・カーテンレス・・・この辺りを突き詰めていくとテラス計画は重要な位置付けになってくると思います。
せっかくカーテンレスにしても、リビングから見えるテラスがオシャレでなかったら効果半減しますからね。
我が家の場合はテラスありきのLDK空間となっており、この記事を書いている時もリビングで外を感じながら作成してました!
皆さんのテラス計画の参考になれば幸いです。
では、また!