家づくりをするっという事は「常に選択を迫られる!」っという事だと思います。
優秀な設計士やインテリアコーディネーターから素敵な提案をされるでしょう、自分たちもSNSやBlogやYouTube等を調べまくり事前準備もされているでしょう、展示場等からインスピレーションを受ける事もあるでしょう。
すぐに決まる様な事もあれば、夫婦共に悩む事もあれば、夫婦不一致っという事もありますよね。
今振り返ってみて私たちが悩みながらも、やむなく採用しなかったアイディアを採用していたらどうだったのかな?っと思う事もあり、今回はそれらを雑多に紹介していこうと思います。
皆さんの家づくりの何かの参考になったり、新たなアイディア創出につながれば幸いです。
2階リビングにする計画
2階リビング計画の実例

これが提案をもらった2階リビング(下記間取りの右側です)となります。
我が家はいわゆる住宅区域に家を建てましたが、立地的に南側は大きく抜けており、更に高低差が1.5m程度あるため1階にリビングを作っても下記の写真の様にカーテンレス生活で暮らしております。

でも「2階なら更に眺望もよく、日当たりも更に良い感じになり、開放的なLDKになるのではないか?」っと思い直す事があり、設計士の方にご無理を言って2階リビング案を2つ作成してもらった経緯があります。
今考えても設計士の方が忙しい中で対応してくれた事に感謝でしかないです。。。
その2階リビングの間取りが下記となります!
1階リビング案(今住んでいる間取り)とか外観写真とかも本来なら掲示したいのですが、プライバシー問題や防犯面を加味して現状は掲示していないんですよね。その点、採用しなかった間取りならっと思い掲示しました。
この2つの間取り案は左が第一案で右が第二案になります。
変更点はリビングを少し大きくするため階段位置を変えたり、将来の老後問題に対して、エレベーターを設置できる様に計画しておく等を意識して間取り修正してもらった感じです。
ちなみに右の間取りのPっとなっている所はパントリーになりますが、ここが将来ホームエレベーターを入れる事ができる様になってます。(赤丸部分)
よく考えられているな〜っと感心した点でもあり、もし2階リビングを採用される方は将来ホームエレベーターを入れる事を想定した間取り提案を依頼されてみてください。




ちなみに2階リビング案の1階テラス部分は今住んでいる1階リビングと同じ様にブロック壁で覆う感じになっており、寝室と書斎のために・・・っと考えるとかなりオーバースペックですが、外観も加味するとこれはこれで良いかなっと思いながら打ち合わせしていたのを覚えております。

今見ても悩むぐらい素敵な計画だったんですよね。
「1階リビングにはない開放感があったんだろうな〜」「ベランダの軒とのつながり感が素敵〜」っと今でも思ったりします。
これだけ素敵な2階リビング案を何故採用しなかったのか?
- 外観的に窓の位置がスッキリしなく、1階リビング案の方が見た目で好みだった!
- 2階リビングの窓の高さが低くなるのが受け入れられなかった!
- 生活同線を考えると1階リビングの方が私たちにとっては効率が良いと判断した!
- 1階テラス空間が素敵すぎて、これを最大限堪能できるのは1階リビングと考えた!
- 上記右の間取りが好みだったが、ストレート階段に憧れが強かった!
補足説明として、2階リビングの掃き出し窓の高さが2400がベースで、1階の掃き出し窓の高さ2700を採用できなかった。積水ハウスの軽量鉄骨は2階の高さは2400なんですよね〜〜〜
更にバルコニーをフルフラットにすると掃き出し窓と天井に隙間が生じるため、床&天井をダブルで繋げるっという事もできなかったと記憶しております。
もし、これが1階2400+2階2700みたいな選択ができていたら、2階リビング案を採用したかもです。
もう一つの補足説明が生活動線です。私たちの生活パターンを私・妻・子供の3パターンで何度もシミュレーションすると2階リビングの方が往復1回分/日多かったのですが、それよりも悩ましかったのは「日常で購入する食料品を2階まであげる労力」「LDKで出てくるゴミを1階まで下ろす労力」です。
この点も最終的に1階リビング案で進める事を決めた大きな要因だったと思います。
あっ、費用面では1階リビングも2階リビングも、そこまでの大差はなかったと思います!
(正確に言えば2階リビング案の方が200〜300万程度安かったです)
それでも、上記5点を理由に我が家は当初の計画通り「1階リビング」を採用しました。
2階リビングを採用されている皆さんの感想も聞いてみたいな〜
テラスをロジアにする計画

リビングから繋がるアウトドア空間。ロジアとは、外壁材で箱型に囲んだ半屋外の庭のスペース。
外からの視線が気にならないから、ちょっと家の中ではできないな・・・ということが気軽にできるアウトドアリビングです。
我が家は計画当初から「カーテンレスなLDK空間を作る事」これが最大のテーマであり、強くお願いした点になりますので、当初のアイディアは家の構造躯体と一体化した形でテラスを作るロジアとなりました。
上記の写真が提案を受けたロジアっとなりますが、これはこれでカッコ良いと思いませんか?
でもロジアを採用するなら軒の出方をL字型にする事で、軒で完全的に覆われている空間を作りたい、更にもう少しテラス空間を横に広げたいっとも思い相談した所、下記の様なアイディアが提案されたました。


我が家は2階にバルコニーがあります。
バルコニー(ベランダ)不要論が流行っておりバルコニーを作らない家って多くなってきてますよね。ちなみに我が家も洗濯物は基本ランドリールームですので、バルコニーは不要なんですが単純にバルコニーがある家は邸宅感がめっちゃ高くなる(ベランダの壁は全てガラスにする事で・・・)と思い、我が家はベランダがあるんですよね。
(ですのバルコニーは実際はあまり使っていないですが、これがなかったら邸宅感は大幅減でしたので満足です)
少し話がそれましたが、そのベランダの形や大きさに加え強度計算などから、私がイメージしていた軒形状にはならなかったんですよね。上記写真の右側が近いのですが、出来れば軒右側は全て軒がある状況にしたかったんですよね。
でなかなかしっくりしてなかった時に提案を受けたのが下記となります。
左が最終的な採用したテラス、右側がロジアありの最終案となります。


皆さんなどちらを採用しましたか?ちなみに費用面ではロジアなしの方が150万程度安かったです。
それだけ建物構造躯体と一緒にするロジアってリッチ計画なんですよね。
そらそうで、ロジアなら基礎部分も増えてきたりしますからね。

で我が家が最終的に選択したのは左側のロジアなし計画となります。
リビングを覆うのはロジアではなく外構で行おうっとする計画となります。
選択した理由は費用対効果っというよりも、単純にロジアなしの方が
- 「内から見ても、外から見ても重厚感が増し増しになる」
- 「ロジアよりもこっちの方が大人なテラス空間になる」
- 「ロジアって飽きるのではないか?」
- 「ロジアで囲う事でテラス空間が狭く感じてします(実際も少し狭いのですが・・・)」
っと考えたんですよね。
更にXでこの投稿をしたら、「ロジアなしの方が外を感じれる。時間や季節によって景色が変わる事を感じる事ができ、色々な表情のテラスを楽しめそうですね」っというコメントをもらい、本当にその通りだと思いました。
でもロジアも格好よいですよね。ロジア有無でどう変わるのか?って比べる画像も少なく、皆さんの参考になればっと感じ提示してみました。
テラスの壁にダインコンクリートを採用する計画
これは好みの問題だと思いますが、下記の写真で皆さんはどちらがお好みですか?
左が実際採用したSHストーンですが、右側は外壁と同じダインコンクリートとなります。


SHストーンにすると重厚感が高くなり、大人な落ち着いた空間。
ダインコンクリートにすると明るくなり、南国風な感じな空間。
みたいな感じで上記のロジア採用案と同じ様な理由かと思います。
ダインコンクリートの風案と色合いがそう感じるんでしょうね。
この差額はほとんどなく一緒だったと思います。
下記にダインコンクリートの違う角度も掲示してみました。

テラスの壁に貼るタイル素材や色合いだけで、これだけイメージがかわるんですよね。
家づくりって面白いですよね。
テラス照明をライン照明にする計画
続いてもテラス空間に対する事になりますが、今度は夜の照明計画になります。
ちなみに我が家が採用した照明計画の実例が下記の写真となります。


一方で上記写真ある床部分からのアッパーライトをライン照明に変えたバージョンが下記となります。
あっ、価格差はいくらだったかと覚えていないのですが、ライン照明の方が圧倒的に高かったと思います。


ここはお金が足りなかった〜〜〜部分になります。
個人的な好みでもライン照明でしたので、お金に余裕があればライン照明にしたと思いますが、床に埋め込む照明となり防水性能が確実に高く信頼性の高い商品は多くはなく、それを採用するとしたらかなりの増額だったと記憶しております。
でも、打ち合わせも終盤になり、すでに予算大オーバー状態だった我が家に、このライン照明を採用する気力は残っていなかったですが、これを採用していたら・・・っと思う事もあります。
ちなみに我が家が採用した埋め込みタイプのスポットライトですが、下記の様な感じの収まりになってます。
参考になれば幸いです。


分譲地の違う区画で建てていたらこんな感じになったという計画
+ゴルフのシュミレーターRoom計画
我が家は分譲地で土地を購入して建てましたが、他にも区画はあり、同じ角区画を選んでいたら・・・という紹介になります。
というのも私たちが今住んでいる区画は大人気で売り出し区画の中では最大倍率でした。
更に私たちは遠方に住んでいた事から、抽選会は積水ハウスのデザインオフィスの責任者にお願いするという始末。
イカサマ一切のなしのガチ抽選の中で、抽選のガラガラを引いてもらった方には本当に感謝です。
すごいプレッシャーの中で異様な空気感の中だったと聞いております。
朝から縁起の良い1番の駐車場に停められたり、、、で最大限の姿勢で臨んでくれたんですよね。
で結果は・・・見事1番を引いてくれましたが、他の皆さんは施主がガラガラをされたため、我が家を代表して引いてくれた積水ハウスの方は喜ぶわけにもいかず・・・っという感じだった様です。
本当に土地はご縁とは言ったもんですね。
さて、話を戻すと私たちが目をつけたもう一つの区画での間取り提案を公開したいと思います。

そもそも論として区画の大きさも異なり、私たちが抽選を引き当てた区画の方が10坪弱大きかったので、比べる事は難しいですが・・・
あっ、上記写真には謎のゴルフのシミュレーションルームがありますよね。
そうなんです。当初はゴルフのシミュレーターを入れる予定だったんです。
ただ、上記区画だったとしてもLDKが私たちにとっては狭いのでシミュレーターはなくして、その分LDKを大きくした事でしょう。
上記のプランの推しPointは玄関に入るとLDKの横にあるテラスや植栽が、はめ殺し窓から見えるっという計画です。
ちなみに今住んでいる我が家も同じ様なコンセプトは採用しており、右記の写真が玄関からLDKを見た感じになります。

多くの選択肢から決定していく作業。だからこそ打ち合わせ時間は確保すべし!
いかがでしたでしょうか?
我が家が悩んだあげく採用しなかった計画の一部を紹介しました。
家づくりは選択の連続となります。この選択の集合体がこだわり住宅となり、自分たちらしい家づくりになると思います。
ですので施工する住宅メーカーを決める際には「打ち合わせする期限はどれぐらいですか?」っと確認しておく事をお勧めします。
ちなみに我が家は遠方に住んでおり、打ち合わせの2/3はオンラインでの打ち合わせでした。
という事もあり契約時には打ち合わせする期限には余裕を持たせて欲しい、期限を設けないでほしいっとお願いしました。
仮にですが下記の様な選択肢を選べる事ができたとするでしょ。
「打ち合わせ期限は長くはないですが、その分は値引きは頑張りますよ」
「打ち合わせ期限はゆとりありますが、その分値引きは少なくなります」
っという反応なら、間違いなく後者を選択します。
これは私たちが家づくりを行ってきた経験で間違いないっと思っている事です。
当然、価値観は様々で、家づくりに対するこだわり度にもよると思いますが、自分たちはこだわり度高いな〜っと思われる方は上記の事を肝に命じておくべきだと思います。
時間的ゆとりがないがために、十分な検討も出来ず、後になって選択した事に対して後悔しないようにするためにもね。
家づくりの打ち合わせは私にとっては非常に楽しい時間でしたし貴重な経験をする時間でもありました。
当然、積水ハウスの方々が色々と気を使っってくださり、私たちが気持ちよく打ち合わせできる環境を作ってくれたからですので、そういった意味でも積水ハウスのデザインオフィスっというTeamは一流だと思った次第です。
では、また!